『ステークホルダーを巻き込みファンをつくる！オウンドメディア進化論』を読みました。
私は、制作側のWebディレクターの立場でオウンドメディアに関わることが多いです。
対して本書ではメーカーの担当者からの視点で、オウンドメディアの立ち上げ・運用・心構えに至るまでまとめられており大変勉強になりました。
中でも社内会議でおこったとされる、「新卒1年目で、お世話になった人にビールを贈ろうと思ったか？当時は、そんな余裕はなかったはずだ。」「みなさんは、新卒のころの自分にかけたい言葉ってありますか？」という投げかけから議論に花がさき、芽吹いた企画が大成功したというエピソードは感嘆でした。
当事者が面白がって盛り上がる企画が読者の反響が大きくなり、逆に熱のない企画はなかなか響かないよなぁと腹落ちした思いです。
個人的に学んだこと
・企画のなかで、メンバー内のディスカッションが盛り上がる場所。熱源を探す。
・インナーからもアウターからも求められるメディアにすること。
・記事の内容が紹介した人の名刺がわりにすること。
他、書籍内では、主に日本の事例をもとにオウンドメディアの流行り、分類、メディア早見表(機能、ビジョン、読者、戦略の核、活用シーン、コンテンツ企画、評価、NGライン)など、企画の際に役立てられそうな考え方のヒントが数多く散りばめられています。